鳥羽水族館のラッコ「キラ」が18歳で死ぬ 国内で飼育されるラッコは「メイ」1頭に
鳥羽水族館(三重県)は5日、雌のラッコ「キラ」が同日午前10時40分に死んだと発表しました。前日から体調不良で展示を中止しており、国内で飼育されるラッコは同館の「メイ」(22歳)1頭だけになりました。

① 事実・背景
キラは2008年に和歌山のアドベンチャーワールドで生まれ、21年に鳥羽へ。8月ごろから足腰の不調と体重減少が続き、5日朝のけいれん後に治療室で処置を受けましたが、獣医師の所見では呼吸不全による心肺停止とみられ、病理検査で詳しく調べる予定です。

② 影響・今後
同館はメイの様子は今のところ落ち着いているとしつつ、観察とケアのため展示の中止を続けます。献花や供物は辞退し、館内にメッセージボードを近く設ける予定です。

③ 別の見方
・国内のラッコは1990年代に100頭を超えていましたが、米国などからの輸入が止まり、繁殖も難しく減り続けてきました。「最後の1頭」は保全と動物福祉のあり方を考える節目でもあります。・18歳はラッコとして高齢で、自然界の寿命と比べても長生きの部類です。悲しみと同時に、飼育員による長期のケアの成果という見方もできます。・同館は以前から電話や直接の問い合わせを控えるよう求めており、応援の気持ちを現場の負担にしない伝え方が大切です。