イラン最高指導者が軍トップと異例の会合、再攻撃には「地理的な制限なく即座に反撃」と指示
イランのモジタバ・ハメネイ師が10月31日、軍の最高幹部3人と面会し、米国やイスラエルから再び攻撃を受けた場合はあらゆる地域を対象に即座に反撃するよう命じたと、同師の事務所が発表しました。米国とイスラエルに関わる資産を射程に収めるよう標的リストの更新も指示したとしています。

① 事実・背景
最高指導者と軍の最高幹部全員との面会が公表されるのは開戦以来初めてです。前日にはカタールの仲介者がテヘランで12時間超の協議を行い、31日もドーハで話し合いが続いています。

② 影響・今後
11月3日の米中間選挙後に米国が大規模攻撃に踏み切るかが焦点となっていて、仲介外交が実るかどうかで原油価格やホルムズ海峡の航行にも大きな影響が出る見込みです。

③ 別の見方
面会の日時や場所、映像や肉声は非公表で、同師は負傷後、書面での声明のみを出しています。今回の強い言葉は交渉を前にした抑止のメッセージという面もあり、発言の強さと実際の行動は分けて見る必要があります。