来年の主食用米は約48万トン減へ、農水省が生産の目安を提示 加工・飼料用は1.6倍に
農林水産省が2027年産の主食用米の需給見通しを示し、生産の目安を693万トンに設定しました。今年産の予想収穫量より約48万トン(6.5%)少ない水準で、加工用・飼料用などは1.6倍の109万トンに増やす方針です。

① 事実・背景
「令和の米騒動」の後、増産と備蓄米の放出で民間在庫が積み上がり、2028年6月末には最大257万トンと適正水準(約200万トン)を大きく上回る見込みです。需給を引き締めて値崩れを抑える狙いとみられます。

② 影響・今後
農家は作付けの切り替えを迫られ、加工用・飼料用への転換支援の中身が焦点になります。消費者にとっては、価格の下落傾向が続くかどうかを見極める局面です。備蓄は国80万トン・民間20万トン程度の二本立てへ移る計画です。

③ 別の見方
コメ全体の減産幅は1.1%にとどまり、「主食用を絞って別用途に回す」調整策という性格が強い内容です。品薄と過剰を短期間で行き来した経緯から、需要見通しの精度そのものを問う声もあります。