日本人の赤ちゃん、1〜6月は32万人台で11年ぶりに前年超え ただし増加幅は0.4%の小幅
厚生労働省の人口動態統計(概数)で、今年1〜6月に生まれた日本人の赤ちゃんは32万458人となり、前年同期を0.4%上回りました。上半期のプラスは2015年以来です。

① 事実・背景
2024年・25年と2年続けて婚姻数が増えたことが下支えになったとみられます。人口の自然減の幅も前年より約5万8000人縮小しました。

② 影響・今後
出生数の急減に歯止めがかかる兆しとして、少子化対策の議論で引用される場面が増えそうです。年間では過去最少だった昨年(約67万人)と同水準のペースで、下げ止まりが定着するかは下半期の動向次第です。

③ 別の見方
・増加は約1300人と小さく、「反転」と呼ぶにはまだ早い段階で、数年単位で見る必要があります。・国の将来推計では67万人台に下がるのは2040年ごろとされており、想定より15年ほど早く減少が進んだ水準での横ばいだという冷静な見方もあります。・婚姻数の回復はコロナ禍で先送りされた結婚の反動という面もあり、この効果が一巡した後も続くかどうかは、若い世代の所得や働き方の改善にかかっています。