FA移籍の「選手で補う」補償が廃止へ 代わりはドラフト指名権か金銭に
日本野球機構(NPB)は、FA権を使って移籍した選手の元球団に別の選手を差し出す「人的補償」を来季オフで終わりにし、翌年のドラフト指名権か金銭で補う新制度を発表しました。今オフからは、翌年4月1日時点で35歳以上の選手は補償自体が不要になります。

① 事実・背景
Aランク(球団内の日本選手で年俸1〜3位)は2位指名権か年俸の80〜130%、Bランク4〜7位は3位指名権か60〜100%が目安です。プロテクト漏れによる人気選手の流出がたびたび議論を呼び、選手会が長く撤廃を求めてきた経緯があります。

② 影響・今後
FA宣言のハードルが下がり、移籍市場が活発になるとの期待が出ています。新制度は2029年シーズン後に継続か見直しかを改めて協議する前提で、運用の成否が注目点です。

③ 別の見方
指名権の価値は年ごとのドラフトの質で変わり、補償として十分かどうかは見極めが必要です。資金力のある球団に有力選手が集まりやすくなるとの懸念もあり、戦力均衡とのバランスが今後の論点になります。