輸入オクラの残留農薬に初の全ロット検査、中国産で基準超えが3件
厚生労働省は30日、中国産オクラ(簡易な加工品を含む)の輸入時に、植物成長調整剤「メピコートクロリド」の検査を全ロットで義務づける検査命令を出しました。9〜10月に冷凍オクラ3件で基準値(0.01ppm)超えが見つかったためで、該当品は市場に出ていません。

① 事実・背景
中国産オクラは年間およそ1万トン規模で輸入されており、この品目で農薬の検査命令が出るのは初めてです。今年度は検疫所のモニタリング検査を増やしたところ、違反が見つかりました。

② 影響・今後
輸入業者は検査費用と通関までの時間が増えるため、冷凍オクラの価格や品ぞろえに影響が出る可能性があります。違反が続けば、他の冷凍野菜でも監視が強まりそうです。

③ 別の見方
厚労省は、検出された濃度のオクラを毎日大量に食べても健康に影響が出る量ではないと説明しています。「危険な食品」というより「基準を守らせる仕組みが動いた」ケースとして冷静に受け止めるのがよさそうです。