エヌビディアCEOに近づいたのは中国の情報源? 米紙報道に中国は「根拠なき中傷」と反発
米ニューヨーク・タイムズは、シンガポールのデータセンター企業の元幹部とされる中国籍の人物が、エヌビディアのジェンスン・フアンCEOと親しい関係を築きつつ中国当局に情報を伝えていたと米情報機関が結論づけた、と報じました。中国外務省は「根拠のない臆測による中傷」と否定しています。

① 事実・背景
報道によると、この人物が関わった企業は、先端半導体の対中輸出規制をくぐり抜ける手助けをした疑いですでに調べを受けていました。トランプ大統領は約1年前に報告を受けたものの対応を見送ったとされますが、これは匿名の関係者の証言にもとづく報道で、未確認の部分を含みます。

② 影響・今後
エヌビディアは「顧客との面会はCEOの通常業務で、機密は渡っていない」と説明し、企業側も社内調査と米政府への協力を表明しました。米議会などで輸出規制の運用や政権と企業の距離をめぐる議論が強まる可能性があります。

③ 別の見方
どんな情報がどこまで伝わったかは報道でも不明のままで、疑惑の段階にとどまっています。米中の技術覇権争いが続くなかでの報道でもあり、各当事者の説明と今後の公式な調査結果を分けて受け止める姿勢が大切です。