次の国連事務総長選び、7回目の非公式投票も持ち越し、トルコが新たな候補を擁立
グテーレス国連事務総長の後任を選ぶ安全保障理事会の7回目の非公式投票が10月30日に行われ、合意は持ち越しとなりました。直後にトルコが欧州安保協力機構(OSCE)事務総長のシニルリオール氏を候補に立てました。

① 事実・背景
今回の投票ではコスタリカのグリンスパン氏が「支持」11票・「反対」4票で首位を保ち、アルゼンチンのグロッシ氏、ガイアナのロドリゲス・バーケット氏が続きました。10月に参戦したアラブ首長国連邦のヌセイベ氏は4番手でした。

② 影響・今後
選出には安保理で9票以上の賛成と、常任理事国5カ国すべての同意が必要です。グテーレス氏の任期は12月31日までで、残り約9週間での調整となります。

③ 別の見方
今回は慣例上、中南米・カリブ地域の候補が有力とされてきたため、地域の枠を越えたトルコの擁立は異例の一手です。非公式投票は匿名で、常任理事国の「反対」の有無が見えにくい点も、最終局面の読みを難しくしています。