暗号資産取引所バイナンスから約63億ドル流出 過去最大の被害、北朝鮮系グループの関与を分析会社が指摘
世界最大の暗号資産取引所バイナンスで、日本時間30日早朝に約63億ドル(約1兆円)相当の不正送金が発生しました。同社は約30億ドル分を凍結し、損失は全額補償すると表明、出金を一時停止しています。

① 事実・背景
2025年のBybit事件(約15億ドル)を大きく上回る規模です。複数のブロックチェーン分析会社が北朝鮮系ハッカー集団の犯行と分析していますが、捜査当局による公式の断定は出ておらず、現時点では未確認です。

② 影響・今後
ビットコインは8万ドルを割り込み、暗号資産関連株も急落しました。出金再開の時期と、残る未凍結資金の行方、準備金の証明(Proof of Reserves)の公表が信頼回復のカギになります。

③ 別の見方
業界が連携して半分近くを短時間で凍結できた点は、過去の事件より対応が進んだ面とも言えます。一方、「凍結」できたのは主に発行体が管理するステーブルコインで、取引所に資産を預けっぱなしにするリスクをあらためて考える機会です。